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土地の境界線確定

筆界と所有権界は基本的に一致しているはずだが、所有権移転登記をしていなかったことにより不一致がおきる場合があるそうだ。

 

<筆界と所有権界が一致していない場合の税務上の問題点>

・固定資産税の評価が適正でない(原則、登記地積に基づいているから)

相続税の財産評価において、実際の地積に是正して評価(評基通8)

・土地の物納ができない(相則21) 

 

土地の物納ができないというのは、ひとまずいいとして、固定資産税が過大納付となっているケースは問題だろう。固定資産税の徴収権の消滅時効は5年なので、古くから過大納付だと取り返せないこととなる。また、相続税の財産評価においても登記簿上の地積をしっかり確認せずに評価してしまうと、後日、修正申告又は職権更正となってしまう。

 

筆界と所有権界が一致しておらず、最終的に裁判で円満に解決したケースがこちら。相続人が44人もいて裁判でしか解決できなかったそうだ。

境界は一つではない|資産承継|コラム・基礎知識 | レッツプラザ 三井のレッツく

杭がうたれて所有権界は明確だが登記が古いということであればなんとかなりそうだが、所有権界は不明瞭で公図の精度も低いとなると大変な苦労が想定される。

いずれにしても、実務において筆界と所有権界が一致しない土地に出くわしたときは、土地家屋調査士に相談しよう。